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3月12日(土)  中国語で「天声人語」

“有一天,橡树和芦苇要比一比看谁更顽强。风暴来了,芦苇弯下腰来随风摆动,逃过了一难;而顽强不屈,全力以赴地和风暴抗衡的橡树却被连根拔起了”。(摘自岩波文库《伊索寓言集》)
这里包含了不应该和强者硬碰硬地抗衡的寓意。芦苇的灵活应付,坚韧的精神的确很可贵。然而,迎风耸立、宁折不屈的橡树的也有其可取之处。
我不想说哪一方是橡树,哪一方是芦苇。富士电视台和活力门公司为了避过迎头的风暴,想方设法、绞尽脑汁的情景,不禁使我想起了这则寓言。
东京地方法院,认同了活力门公司的申诉,做出了禁止日本放送公司发行新的认股证的决定。不知富士电视台下一步要摆怎样的架势来挺过这次的暴风雨呢。活力门公司是乘着新媒体——互联网的大潮迅速成长起来的企业。而富士电视台则是战后日本所营造的一个电波媒体巨头。彼此的经历和社会机能是不同的。
《伊索寓言集》中还有一则狐狸和豹子比赛的故事。豹子张口闭口总是说自己漂亮无比,于是,狐狸对它说:“其实你并不知道我有多么地美丽,因为我的美不是美在外表,我的心灵是美丽多姿的”。这则寓言说出了在心灵深处修饰自己比外表美更加重要的道理。
在此,我仍不想说哪一方是哪一方。究其根本,他们二者间的竞争难道不应该是在内在部分的竞争吗?遗憾的是,他们现在却仅仅是在争持股量而已。

日本語原文:
樫(かし)と葦(あし)が頑丈さを競い合った。大風が吹いた時、葦は体を曲げ突風に身を任せて、根こそぎにされるのを免(まぬ)かれたが、樫は、抵抗して根っこから覆されてしまった(『イソップ寓話(ぐうわ)集』岩波文庫)。
強い者に対しては争ったり抵抗したりすべきではないという教えがこめられているという。確かに、葦のしなやかな対応ぶりや、そのしぶとさはいい。しかし風に向かって立ち続ける樫の姿にも、捨てがたいものがある。
どちらが樫で、どちらが葦というのではない。吹きつけてくる大風をしのごうとして、手だてを競い合うフジテレビとライブドアの姿に、この寓話を連想した。
東京地裁が、ライブドアの主張を認めて、ニッポン放送が予定していた新株予約権の発行を差し止める仮処分を決定した。フジテレビは、今度は、どんな構えでしのごうとするのか。ライブドアは、インターネットという新しいメディアの勢いに乗って大きくなってきた。フジテレビは、戦後の日本に築かれた巨大な電波メディアの一つだ。来歴も機能も異なる。
イソップには、狐(きつね)と豹(ひょう)が競い合う話もあった。豹が二言目には体色の多彩さを言い立てるので、狐が言った。「わたしの方がどれ程美しいことでしょう。だって、体ではなく、心が多彩なんですもの」。体の美しさより知性の装いが大事なことを説いているという。
これも、どちらがどちらと言うのではない。本来、両者の競い合いは、それぞれのメディアの中身でするものではないか。それが、株の数の競い合いになっているところが残念だ。

岩波文庫 「イソップ寓話集」





by indarel | 2005-03-13 02:24 | 中国語で「天声人語」
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